外壁塗装とは何か?依頼する前に作業内容を知っておこう

外壁塗装とは何か?依頼する前に作業内容を知っておこう

家など建物の外壁塗装が剥げてきたので塗り直してほしい、と考えている人は今もいるでしょう。
しかし、外壁塗装の作業内容は複雑かつデリケートなため、時間を要します。

本記事では外壁塗装の作業内容を紹介します。これを知り、作業期間に必要な物事を備えておきましょう。

外壁塗装は準備だけで3日かかる

外壁塗装は準備だけで3日はかかります。ただ建物に新しい塗装を塗って終わるだけでありません。
入念な準備のもとで作業しない限り、外壁をキレイに仕上げられないからです。
建物全体を塗装する関係上、最初は足場を組まなければなりません。それだけで1日かかります。
2日目は外壁の汚れを高圧洗浄機などで落とします。汚れたまま塗装すると、塗料がなじみづらく劣化が早くなるからです。
そのため外壁の掃除作業だけでもまた1日を要します。
3日目は外壁以外の場所に塗料がつかないように特定の部分をビニールで覆うなどの養生作業です。
さらに壁のひび割れや隙間などを埋める補修作業も必要です。
これを放置するといくら新しい塗装しても見栄えは良くならず、ダメージのある部分を中心に塗料の膜が早く劣化しやすくなります。

以上のことから、外壁塗装は3日間たっぷり時間をかけての用意が求められます。
建物の外壁全体を対象にしているからだけで時間がかかるのではなく、塗装自体がデリケートな作業であるため、プロの業者は入念な準備を欠かしません。

外壁は3回塗装しなければ仕上がらない

外壁は絵のように1回塗れば終わりではなく、3回にわたる塗装段階を要します。
外壁の質によっては2回塗るだけで十分な場合もありますが、大抵は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3段階に分かれます。
まずは1日かけて下塗り作業です。ここでは下塗り専用の塗料を使用します。下塗りの性質上、依頼者が発注した色と異なる下塗り材が使われるケースもあります。
上塗りした際に壁の下地が透けないように、上塗りをキレイに壁になじませるためです。
希望と違う色が下塗りされているのが気になる方は業者に質問しましょう。
続いて3日前後をかけて中塗りと上塗りを済ませます。ただし下塗りがある程度乾いてからでなければ新しい塗装はできません。
塗料が完全に乾くまで3ヵ月はかかりますが、乾きすぎても塗装がうまくいきません。
いずれにしても業者がタイミングを見極めて次の作業に入るので、中塗りや上塗りは1日で終わらない可能性もあります。

塗料の仕上げも最低3日を見積もろう

上塗りまで終わったら仕上げに入りますが、ここでも建物全体をチェックするため時間がかかります。
まずは外壁以外に必要な場所に塗装を施します。戸袋や破風、雨どいや雨戸など、外壁の色とのバランスを意識しつつ必要な部分は新しく塗装します。
翌日には外壁塗装の見直しです。このときは依頼者が立ち会うケースが多いです。
そのため、出来上がりに不十分な部分がないか業者協力のもと細かく確認しましょう。可能であれば親族や知人などにも一緒に見回ってもらうと良いです。
その次の日には後片付けです。現場の清掃が行われますが、最初に組んだ足場も片付ける関係上、こちらにも1日要します。

外壁塗装の注意点は?

外壁塗装の作業内容以外の部分で注意すべき点を紹介します。

外壁塗装は天気に左右される

屋外で作業する関係上、外壁塗装は天気に左右されます。雨が降った場合、塗料を使ってもすぐに水で流されてしまううえ、足場が滑りやすくなって危険です。
そのため、雨が降った場合は作業が中止になります。
ただし大抵、工期が延びたことを理由に業者が延長料金を取ることはありません。
健全な業者は天気状況も想定して余裕を持った工期を設定しています。

健全な業者の基準を知る

外壁塗装業者は良い業者もいれば悪い業者もいます。良い業者を選ぶポイントは事前の建造物診断と作業報告をしてくれるかです。
外壁塗装は建物の作業のなかで特にデリケートなものです。そのため、建物の劣化や作業前の塗装状況などを調べることは重要です。
動画や報告書への要約、有資格者の担当、屋根も含む細部のチェックをしてくれるかを確かめましょう。
また、作業中に毎日報告してくれる業者も健全でしょう。状況を正直に報告することでお客さまの不安を取り除く努力をしているからです。

金額の内訳までチェックする

塗装業は作業内容や対象の建物により金額が異なるので、相場が定まりづらい業種とされています。
そのため、複数業者から見積もりを取って比較するだけでは、どれが適切な金額かわかりません。
現在な金額かを見極めるには、見積書の内訳をチェックすることが重要です。
塗料のメーカーや使用点数が公表されているか、塗装面積が㎡で示されているか、項目が「一式」などと表現されるなど中身が曖昧になっていないか注意しましょう。
また、作業後に塗装がすぐ剥がれるなどのトラブルが起きた場合、どこまで保証してもらえるかも入念に打ち合わせしておきましょう。

業者同伴で近隣挨拶しておく

外壁塗装作業に入る前は、業者同伴で近隣住民に挨拶しておきましょう。
施行中は作業者の通行や工具などによる作業音、塗装のにおいなどで近隣住民に迷惑がかかります。
クレームを避けるためには、事前に向かい3軒および両隣には工事の挨拶をして理解を得ておきましょう。

まとめ

外壁塗装作業は準備から作業、後片付けまで多くの手順が求められます。
塗装をご存知ない方が想像する以上に時間がかかり、屋根まで塗装する場合は2週間程度かかるとされます。
依頼前には外壁塗装作業に関する最低限の知識を身につけ、注意すべきことを備えておきましょう。

埼玉県比企郡滑川町の川本住宅工房では、外壁塗装を数多く扱っています。
外壁塗装についてお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

メッセージ

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生まれ育った滑川町で、川本住宅工房をスタートしてから26年が経ちました。
私はこれまでたくさんの住宅工事に携わってきましたが、お客様が住宅を建てるというのは、1度の人生の中でそう何度もあることではありません。

現場ひとつひとつが一度きり、どんな些細な事も見逃さず・妥協せず・実直に住宅工事と向き合ってきました。
地元の皆様からご紹介をいただける喜びをかみしめながら、皆様のご期待に沿えるよう現場ひとつひとつを大切にしてまいります。

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