外壁塗装で失敗しない色選びとは?詳しくご紹介

「外壁の色がくすんできた」「壁がはがれ落ちてきた」といったタイミングで外壁のリフォームを考える方が多いのではないでしょうか。外壁塗装では、材質はもちろん、どんな色を選ぶかによって家の印象が大きく変わってきます。大切にしてきた家の外装を、色選びで失敗はしたくないものですよね。

 

そこでこの記事では、外壁塗装で失敗しない色選びについてご紹介します。

 

1.外壁塗装を始める時期や季節

基本的に、外壁塗装はその外壁の状態によって緊急性が変わってくるため、やってはいけないという季節のしばりはありません。ただ色を選ぶという観点から、季節によって印象が変わることを理解しておく必要があります。たとえば、冬や梅雨の時期など、雨が多く湿度の高い季節には、空はどんよりとして薄曇りのケースが多くなります。

 

その状態で色選びをすると、逆に日差しが強く、青空が広がるもとでは見え方や印象が変わってくるため、しばらくして“イメージと違う”と思うことがあるのです。そのため、比較的安定した天候の季節、秋や春などに塗装が開始できるよう計画したほうがよいでしょう。

 

2.色選びのノウハウ

洋服を選ぶように家にも各家庭によって“似合う色”があります。家のイメージチェンジで大きな失敗をしないために、色について少し勉強しておくと、業者との打ち合わせもスムーズに進むでしょう。

 

2-1.色相(しきそう)

色には3属性があり、色相・明度・彩度というカテゴリーで分けられています。色相(しきそう)とは、見た目でわかるカラー分けです。つまり青・黄・赤などのパレットのような20色で分けられています。この中には中間色(グレーやベージュ)や補色(黄色と緑)などがあり、業者との打ち合わせの前から自分の希望のカラーをいくつかピックアップしておくとよいでしょう。

 

2-2.明度(めいど)

「ピンクが好きだけど、家には合わないだろう…」と、好きな色をあきらめて、無難な色を選択しようと考える方もいるようです。しかしこの明度を調整することで、違和感なく自分の好きな色をチョイスできます。たとえば明度を上げれば濃いピンクであっても薄いピンク色に変化するからです。

 

2-3.彩度(さいど)

彩度はひとことでいえば色そのものの鮮やかさです。色相と少し似ていますが、彩度を下げることで色はくすみを帯び、上げることでより鮮やかな色になっていきます。たとえば、明度を上げて薄桃色になったピンクをさらに彩度を下げてくすませていくと、落ち着いたピンクベースの色になり、外壁にも合うカラーへと変化します。

 

  1. 住環境に合わせた色選び

つい自分の頭のイメージが先行してしまって、建物そのものはよいのですが、他の建物と一緒に全体を眺めるとどうも浮いてしまっていて落ち着かないというのはよくあることです。そうならないためには以下のようなプロセスをふむことをおすすめします。

 

3-1.写真に撮って街並を客観的に見る

自分の目で見ていると、なかなか客観的に見られなくなります。風景写真を撮るように、自分の家をふくめた街全体の景色を撮影してみましょう。そうすれば、他の建物とのバランスがわかり、選ぶべき色がはっきりとしてきます

 

3-2.家の外壁が変わっても街並に影響しない色を選ぶ

その他の住宅に色を合わせるからといって、まったく他の住宅と同じ色にする必要はありません。他の色を選んだからといって住宅街のバランスをくずすとは限らないからです。この場合、先に紹介した彩度や明度を上手に調整することで、違う色であっても街の雰囲気になじむ外壁にすることが可能です。

 

  1. カタログの面積効果を考える

色を選ぶ際には、業者側からサンプルカラーを小さな見本誌で渡されます。しかしながらその塗料を選んでも外壁に塗ると、より濃く見えたり逆に薄く見えたりすることがあります。

 

4-1.赤・青・黄は面積が広くなると濃く見えやすい

カタログで見た時は柔らかな色に見えたのに、いざ外壁になるとびっくりするくらい色が主張してしまったという失敗例は残念ながらよくある話です。これは赤・青・黄は面積が広くなるほど、濃い印象に見えるからです。

 

4-2.淡い色にしたつもりが白にしか見えない

ほんのりブルーがいい、淡いクリームカラーにしたいといって選んだのに、よく見ないと白との変化がつかないというケースもあります。とくにイエロー系は光の反射なので、場所や光線によっては、ほぼ白に見えてしまうこともあります。明度が高い色は、このように淡く見える可能性があるのです。

 

4-3.シックな緑のつもりが初夏のような新緑に

小さな見本で見ると味わい深い緑で、洋館のような落ち着いたグリーンになるはずが、実際は新緑のような緑になってしまって、浮いてしまうことがあります。このあたりの色の判断は見極めがむずかしいため、経験豊かな業者にアドバイスをもらうか、それでも心配な場合は、実際に少し広めの場所で試し塗りを依頼するのもひとつの方法です。

 

5.まとめ

外壁塗装の色選びの場合、自分の思ったイメージと実際のイメージが変わってしまうという危険性があります。いくら見本で選んでも、光の関係、場所や季節、さらには面積効果によって「こんなはずではなかった」と後悔してしまうこともあるようです。

 

そんな失敗を避けながら、より自分らしい外壁に仕上げて、気持ち良く毎日の生活を送るためには、信頼でき、色についての理解も深い業者を選ぶのが成功の秘訣です。

 

有限会社 川本住宅工房は、外壁塗装に対する豊富な経験から、お客様のご希望に合った外壁のアドバイスをしており、ご好評をいただいております。また塗料にもさまざまな種類があるため、材質などと合わせてコンサルティングをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

メッセージ

メッセージ

生まれ育った滑川町で、川本住宅工房をスタートしてから26年が経ちました。
私はこれまでたくさんの住宅工事に携わってきましたが、お客様が住宅を建てるというのは、1度の人生の中でそう何度もあることではありません。

現場ひとつひとつが一度きり、どんな些細な事も見逃さず・妥協せず・実直に住宅工事と向き合ってきました。
地元の皆様からご紹介をいただける喜びをかみしめながら、皆様のご期待に沿えるよう現場ひとつひとつを大切にしてまいります。

  • お問い合わせ