外壁塗装の施工期間はどれだけ必要?日数の目安&短くする安全な方法

外壁塗装の工事を考えたときにまず気になるのは費用、そして施工期間ではないでしょうか。工事中でも家で生活はできますが、音や作業員の存在が気になって落ちつきませんし、「窓を開けられない」「洗濯物を外に干せない」といった不便も生じます。ふだんどおりの生活を送れるよう、少しでも早く終わってほしいですよね。

 

しかし、外壁の塗装はただペンキを塗って終わりというわけにはいきません。実際に必要な施工期間はどれくらいなのか、工事の一連の流れとともにご説明します。

 

1. 外壁塗装の施工期間はどれくらい必要?

一般的な2階建ての住宅であれば、外壁塗装の施工期間はおよそ10〜14日間です。外壁の傷み具合や作業時の天候によって長引く場合もありますが、すべての工程を正しく行うと、最短でも10日前後はかかってしまいます。

 

もしそれ以上早く終わらせようとすると塗装にムラができたり、たった数年ですぐに劣化してしまったりと、大切な工程を省略した手抜き工事になってしまうかもしれません。

 

2. 外壁塗装の工程と日数の目安

ここでは、外壁塗装の工程と日数の目安について解説します。なぜこれだけの施工期間が必要なのか、外壁塗装工事のおもな工程と、それぞれの作業にかかるおおよその日数を理解しておけば安心です。

 

2-1. 近隣の住宅へ挨拶回り(1日)

塗装工事中は発生する塗料のニオイや騒音によって、どうしてもご近所の方に迷惑がかかってしまいます。後々のトラブルを避けるためにも、工事の前に近隣住宅へ挨拶回りをすることが大切です。代わりに挨拶へ行ってくれる業者もありますが、できればご自身で回られた方がより印象は良いでしょう。

2-2. 足場の設置(1日間)

塗装作業に使う足場を組み、さらに高圧洗浄機の水や塗料の飛散を防ぐため、メッシュネットで全体を覆います。足場を組み立てるには専門の資格が必要ですので、もし有資格者がいない会社に依頼した場合はまた別の業者が来て行うため、さらに1日ほどかかります。

 

2-3. 外壁の洗浄(2〜3日間)

高圧洗浄機で外壁のほこりやコケ、カビなどの汚れを落とし、塗装の下準備をします。洗浄自体は1日あれば終わることが多いですが、汚れの状態によってかかる日数は変わります。その後に24時間ほど置いて、水気を完全に乾燥させなければなりません。湿度が高い時期の工事であれば、さらに時間がかかる場合もあります。

 

2-4. 下地処理、養生(1日~)

完成後の美しさと耐久性に関わる、全工程のなかでもとくに重要な作業です。塗料のノリともちを良くするため、クラック(ひび割れ)やシーリング材(外壁のつなぎ目を埋めるもの)を補修したり、劣化した塗料を除去したりします。壁の造りや劣化状態によって必要な時間は大きく変わりますが、この作業を丁寧に行わなければ、塗料がすぐはげ落ちてしまいかねません

 

下地処理が終わったらドアや窓など、外壁以外の場所を塗料から保護するため、テープやビニールシートで覆う養生の作業をします。

 

2-5. 塗装作業(3日〜)

下準備がすべて終わったら、いよいよ塗装作業です。塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回に分けて行い、塗料がしっかり乾いて定着してから次の塗装に移ります。

 

もし回数を省略したり、乾燥が不十分なうちに次の塗装をするなどしてこの作業を簡略化したりしてしまうと、完成後の見た目や機能性に不具合が起きてしまいます。基本的にそれぞれ1日ずつかかるため、最低でも3日間は必要です

 

2-6. 塗装の点検・修正(1日間)

業者立ち会いのもと、完成した外壁に塗り残しやムラがないかチェックします。最後の工程である足場の解体・撤去まで進んでしまうと修正が難しいため、どんなにささいな点でも、気になった部分があればこの時点でやり直しを頼みましょう。

 

2-7. 足場の解体・片付け(1日間)

納得のいく状態に仕上がったら足場や養生シートを解体して撤去し、周囲の清掃をします。最終確認を行い、とくに問題がなければ工事は無事完了です。

 

3. 施工期間を少しでも短くしたいときの安全な方法3つ

施行期間にはある程度の時間を要するとわかっていても、自宅が自由に使えない・長い間隣近所に迷惑をかけるなどは避けたいものですよね。ここでは、施工期間を少しでも短くしたいときの安全な方法3つをご紹介します。

 

3-1. 業者に交渉する

施工期間を短縮できるか、業者に直接相談してみましょう。業者がほかに請け負っている工事の状況などにもよるため、必ずしも可能とは限りませんが、「乾きやすい塗料を使う」「作業する人数を増やす」などの対策を立ててもらえる場合があります。施工期間に限らず、工事に関して気になる点は何でも業者へ質問、相談することをおすすめします。

 

3-2. 適した時期に依頼する

湿度が低く気候が安定しやすい春や秋は、外壁塗装のベストシーズンです。洗浄の水や塗料が乾きやすいため、作業が比較的早く進みます。反対に雨が多い梅雨や、早く日が暮れてしまう冬は作業できる時間が短くなり、施工期間が延びてしまう可能性が高いです。なお、雨や台風など悪天候によって事前に契約していた工期が長引いても、追加料金が発生することはありません

 

3-3. すべて自社施工の会社に依頼する

一部の作業を専門業者に任せるなど分業して行う会社もありますが、その分かかる時間が長くなってしまいます。すべての工程を自社で行う会社に依頼すれば、短い施工期間で理想どおりの外壁に仕上げられます

 

4. まとめ

外壁塗装工事には、10日ほどの施工期間がかかります。長いと感じてしまうかもしれませんが、長持ちするキレイな外壁に仕上げるためには作業をはぶかず、しっかり時間をかけて丁寧に行うことが必要不可欠なのです。

 

「最短7日で終わります!」「工期の大幅な短縮が可能です!」というような売り文句をうたう業者も存在しますが、あまりにも短い施工期間の工事では、仕上がりの美しさと耐久性に不安が残ってしまいます。

 

「有限会社川本住宅工房」はすべての作業を自社施工で行うため、安心でスムーズな工事が可能です。職歴52年の職人をはじめとする高い技術をもった作業員が、下地処理から塗装まで誇りをもって担当します。もちろん手抜きなど一切せず、正しい工程を経て最小限の施工期間で完成します。外壁全体の塗り直しはもちろん、小さなヒビの修繕やサイディングのリフォームも、ぜひお気軽にご相談ください。

メッセージ

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生まれ育った滑川町で、川本住宅工房をスタートしてから26年が経ちました。
私はこれまでたくさんの住宅工事に携わってきましたが、お客様が住宅を建てるというのは、1度の人生の中でそう何度もあることではありません。

現場ひとつひとつが一度きり、どんな些細な事も見逃さず・妥協せず・実直に住宅工事と向き合ってきました。
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