外壁の汚れが目立たない色選びと工夫をご紹介!

外壁の色を何色にするか悩んだ時に「せっかくなら汚れが目立たない、きれいな状態が長く保てる色にしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

そこで、主に「汚れが目立たない外壁の色」をご提案するとともに、汚れにくい外壁の種類・塗料についても合わせてご紹介できたらと思います。

・汚れが目立たない外壁の色

一般的に汚れが目立ちにくいとされている外壁の色は、「グレー」「アイボリーやベージュなどの淡い色」「ブラウン」「グリーン」の4色です。

・グレー

外壁が汚れる原因はコケ、カビ、排気ガス、埃などがあるのですが「どの汚れも比較的目立ちにくい万能カラー」がグレーです。

一般的にグレーは「最も汚れが目立ちにくい色」とされており、外壁の色選びにおいても人気カラーの一つとなっています。

グレーの外壁は、落ち着いている、爽やか、上品、クールといった印象を与えます。

・アイボリー、ベージュなどの淡い色

グレー以外にも、アイボリーやベージュといった淡い色も汚れが目立ちにくいとされています。

カビや埃といった汚れの色は中間色であることが多いため、淡い色を使用すると汚れと一体化して見えるため、汚れが目立ちにくくなります。

アイボリーやベージュは、特に「土埃、砂埃、排気ガス」による汚れが目立ちにくいとされています。畑の近くなど土埃や砂埃がよく舞い上がる場所の建物には、特におすすめです。

アイボリーやベージュは、落ち着き、温かみ、ナチュラル、柔らかさといった印象を与えます。

「本当は白い外壁にしたかったけど、汚れやすいのが心配」という方は、白に近いアイボリーのお色を選ぶのも良いでしょう。

・ブラウン

ブラウンもアイボリーやベージュと同様に、「土埃・砂埃や排気ガス」による汚れが目立ちにくい色です。

特に赤土が舞い上がりやすい立地の場合は、赤土の色が最も目立ちにくいブラウンがおすすめです。

ブラウンの外壁は、ナチュラル、重厚感、温かみなどといった印象があります。

 

・グリーン

グリーンは、外壁に生じる汚れの中にも特に「藻」や「コケ」が目立たない色になります。

藻やコケが発生しやすい海や湖など湿気の多い場所にある建物には、グリーンがおすすめです。

グリーンの外壁は、大自然、落ち着き、リラックスといった印象を与えることができます。

・汚れが目立つ外壁の色

反対に、汚れが目立ちやすい色はこの3つです。

前提として、基本的に「原色に近い濃い色」は汚れが目立ちやすい傾向にあります。

白の外壁はおしゃれで明るいイメージがあり、多くの人が憧れる色ではないでしょうか。

しかし、白の外壁はもっとも汚れが目立つ色の一つです。残念ながら、コケや埃・排気ガスなど、どの種類の汚れの色も目立ちやすくなります

「どうしても白の外壁にしたい」という方は、少し黄味がかったアイボリーやグレーがかった白にするのがおすすめいたします。

【赤系】は色あせが起こりやすい

ずっと日に当たる場所に本などを置いていると、ばっちり日焼けしてしまったなんてこと、皆さんも経験はないでしょうか?

その際に一番色あせが起こっているのは、実は赤系の色です。

赤系の色は色あせが起こりやすく、逆に色あせが起こりにくい色と言えば青系の色です。古びた道路標識を見てもらえばわかるのではないでしょうか。赤い部分だけ見事に色あせが起こっています。

これは、赤や紫などは、紫外線などの波長が短い色を吸収しやすく、色あせが起こりやすいためです。反対に、青系の色は反射しやすいため、色あせが起こりにくくなっています。

このように、色は全ての色が均等に色あせするというわけではありませんので、外壁の色を選ぶ際にも参考にしていただければと思います。

・外壁を汚れにくくするための工夫

外壁の色に関わらず「外壁を汚れにくくするための予防法が知りたい」という方に向けて、外壁を汚れにくくするためのポイントを3つ解説します。

「汚れやすいと分かっていてるけれど、白や黒の外壁にしたい」という方も、ぜひ参考にしていただければと思います。

1.汚れがつきくい外壁の種類を選ぶ

まずは、外壁を選ぶ段階で「汚れがつきにくい外壁の種類」を選ぶことが大切になります。

汚れがつきにくい外壁の特徴は「表面がフラットで凸凹が少ない外壁」です。

外壁の種類は、サイディング、塗り壁、タイル、ALCなどがありますが、もっともおすすめな外壁材は「サイディング」です。

理由はサイディングの外壁は「表面が比較的平らで凹凸が少ない」という点で、汚れがつきにくい外壁材と言われているためです。

サイディングは、デザインも豊富でコストパフォーマンスに優れているため、最も人気の高い外壁材の一つです。

2.汚れがつきにくい塗料の種類

外壁塗装をする際には、汚れがつきにくい塗料を選ぶと良いでしょう。

汚れがつきにくいと言われている塗料は、この3種類です。これらの塗料には汚れを付着させにくい親水性効果があるため、長期間きれいな外壁を保つことができます。

 

  • シリコン塗料
  • フッ素塗料
  • 無機塗料

 

もう一つ、塗料には「艶あり」と「艶なし」の種類が存在します。

マットで落ち着いた印象に見せたいときは「艶なし」塗料を使用し、艶を出して輝くような外壁に仕上げたいときは「艶あり」塗料を使用します。

どちらもメリット・デメリットがあるのですが「汚れがつきにくい」という観点から考えると、「艶あり」塗料がおすすめです。理由は、ツルツルとした外壁の表面には汚れが付着しにくいからです。

反対に「艶なし」塗料で仕上げた場合には、ザラザラとした凹凸のある表面になるため、その隙間に汚れが付着しやすくなってしまうのです。

3.定期的なメンテナンス

きれいな外壁を長く保つために、定期的に外壁の汚れを洗い流すメンテナンスも行いましょう。

一部分の気になるカビや雨垂れであれば、ホースで簡単に洗い流すことも可能です。全体的にくすみが気になるという場合は、業者に依頼をして隅々まで汚れを洗い流してもらうのも良いでしょう。

どんなに対策をしていても、長く時間が経過するにつれて”汚れ”というのは必ず生じてしまうものです。半年〜1年に一度はメンテナンスを行うことで、きれいな外壁を保てることに繋がります。

・まとめ

外壁の汚れが目立たない色、外壁材、塗料について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。汚れを目立たせないことを最優先に考えるのであれば、外壁の色は「グレー、淡いアイボリーやベージュ、ブラウン、グリーン」をおすすめします。

一方で「汚れは関係なくどうしても好みの色にしたい」という方ももちろんいると思います。そういった場合には、外壁の種類や塗料を工夫したり、定期的なメンテナンスを欠かさずに行ったりすることでデメリットをカバーすることもできます。

メッセージ

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生まれ育った滑川町で、川本住宅工房をスタートしてから26年が経ちました。
私はこれまでたくさんの住宅工事に携わってきましたが、お客様が住宅を建てるというのは、1度の人生の中でそう何度もあることではありません。

現場ひとつひとつが一度きり、どんな些細な事も見逃さず・妥協せず・実直に住宅工事と向き合ってきました。
地元の皆様からご紹介をいただける喜びをかみしめながら、皆様のご期待に沿えるよう現場ひとつひとつを大切にしてまいります。

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