外壁塗装における「耐用年数」とは、塗装をしてから次の塗り替えが必要になるまでの年数を言います。
『外壁塗装の耐用年数はどのくらいなのか?』
『耐用年数が過ぎたら何をすればよいのか?』外壁塗装考えるにあたってこういった疑問をお持ちではないですか?
耐用年数が過ぎた外壁は、塗り替えや補修、外壁材の交換が必要です。
この記事では、外壁塗装の耐用年数を塗料や外壁材ごとに紹介します。また、注意するべき外壁の劣化症状やそのメンテナンス方法についても解説します。
塗料の耐用年数は10年が目安!
塗装の耐用年数
以下では、5種類の塗料における耐用年数と特徴を紹介します。
ウレタン塗料
伸縮性に優れ、光沢がある塗膜(塗装の膜)を形成するのが特徴です。
耐用年数は8〜10年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は1平方メートルあたり2,100〜3,000円が相場です。
ウレタン塗料は、外壁塗装の工事費用を抑えたい人に適しています。
シリコン塗料
耐用年数と価格のコストパフォーマンスに優れた、最も人気が高い塗料です。
耐用年数は10〜15年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は1平方メートルあたり2,600〜4,200円が相場です。
外壁塗装でどの塗料を使えばよいのか迷う人にはシリコン塗料が向いています。
ラジカル塗料
2012年に登場したばかりの最新塗料で、最もコストパフォーマンスが高いです。
耐用年数は14〜16年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は1平方メートルあたり2,900〜4,500円が相場です。
ラジカル塗料は、新しいものを積極的に採用したい人に適しています。
フッ素塗料
耐用年数が非常に長くてメンテナンスの手間が省ける塗料です。
耐用年数は15〜20年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は1平方メートルあたり3,500〜4,800円が相場です。
フッ素塗料は、耐用年数が長い塗料を求めている人に向いています。
無機塗料
シリコンやフッ素塗料に無機質な材料を混ぜることで劣化しにくくした塗料です。
元となった塗料や無機材の配合量によって品質が変わります。
耐用年数は5〜25年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は1平方メートルあたり3,600〜5,300円が相場です。
無機塗料は、高耐久の材料を求めていて塗料の良し悪しを見抜ける人に向いています。
外壁材の耐用年数
シーリング(コーキング)の耐用年数
メンテナンスするべきかの判断基準は?
自宅の外壁をメンテナンスするかどうかを判断する方法が2つあります。
1. 年数で判断する
2. 劣化症状で判断する
チョーキング
その他の現象
・カビ
年数が経つと外壁塗装の表層面が水分を含むようになってしまいます。
・変色・退色
主に紫外線が原因となって、塗料の中の「樹脂」「顔料」が劣化することで変色や退色が発生します。
見た目が悪くなっているだけで、耐震性などに影響はありません。
・ひび割れ
・膨れ
・剥がれ
まとめ
前回の塗装からの経過年数、または、外壁の劣化状態から判断するのが良いでしょう。
経過年数から判断する場合は、前回使用した塗料の種類などを元に、適切なメンテナンスの時期を判断します。
劣化症状で判断する場合は、チョーキングやカビ、ひび割れ、剥がれなどがないか、実際に外壁を見て確認します。